住民健康講座

住民健康講座要旨

第202回平成26年6月12日(木)『寝たきり防止の血管マッサージ』
  • 場所津市久居公民館
    津市久居元町2354
  • 講師榊原温泉病院
    名誉院長 明田昌三先生
  • 講演要旨日本は世界一の長寿国となりました。
    「若き日の姿形そのままで老いを楽しむ日々を求めて」
    病的長寿では人生台無しです、健康長寿こそが我々の望むところです。
    脳出血・脳梗塞・クモ膜下出血・心筋梗塞・肺梗塞・透析療法を必要とする腎疾患等命にかかわるこれらの疾患は全て血管の病気です。
    又、失明をきたす眼底出血もやはり血管病変です。
    これらの病気に罹りますと命をとりとめても後遺症として寝たきりとなる人が大多数です。
    病院では、意識もなく人工的に鼻や胃から栄養剤を注入され、排泄はカテーテル排尿やおむつをしています。この状態で10年長生きしても人間として生きる意味がありません。
    私は、大学院で病理学を専攻して来ました、病理学とは病気の原因を探る学問です。
    病死しますと直ちに全身の解剖を行ない病気の状態を研究いたします。子供から老人に至るまで数百人の解剖を行ないました。若くして亡くなくなる人、90歳以上長生きした人にほぼ共通して言えることは、若くして死亡した人は血管の病変(動脈硬化等)が多くみられ、老年者の死亡のそれは硬化も少なくきれいな血管です。
    長寿の秘訣は血管にあるように思えました。
    「血管年令」という言葉が最近ありますが、血管年齢が若い人ほど長寿のようです。
    即ち、血管が丈夫な人は血圧も安定し健康長寿出来るわけです。
    我々の体内には動静脈を含めて12万Kmにも及ぶ長い血管がはりめぐらされています、この血管を通じて全身の臓器に酸素や栄養物が運ばれ不要となった老廃物が運びだされています。つまりこの血管の一部が塞いだり切れたりすると大変なことになります。細少動脈の周りには自律神経がはりめぐらされています。それには、血管拡張神経と血管収縮神経があります。そしてこれらの動脈の大部分は筋肉内に分布しています。大動脈や太い動脈は体の内部にあり触知することが出来ませんが、これら中・小・細動脈は筋肉を強く圧迫することにより自律神経を刺激することが出来ます。
    四肢の筋肉、肩、指を強くマッサージする事により血管拡張し血流がよくなり血管に付着した「ゴミ」も流され血圧も低下します。
    1日15分で結構ですから腕・大腿部・ふくらはぎ・肩等を強く骨と筋肉がずれる様にマッサージして下さい。
    又、顔面をマッサージすることにより「あざ」「しみ」「皺」なども消失いたします。
    毎日、15分間、これらのマッサージを続けて行なう事が大切です。丈夫なしなやかな血管をつくり脳卒中を予防し、寝たきりにならないよう自分で自分の体を守って下さい。
    血管マッサージは入浴中行なうのが良いと思われます。
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