住民健康講座

住民健康講座要旨

第206回平成26年11月13日(木)『身近な薬用植物について』
  • 場所津市久居公民館 津市久居元町2354
  • 講師コスモス薬局本店
    薬剤師 倉本敬正先生
  • 講演要旨身近な野山や田畑などには多くの薬用植物があります。私たちはその薬用植物を薬用という観点からどのように利用してきたか、また、現在どのように利用されているかにつきましては次のようなことがあります。
     ・薬用植物の有効成分を医薬品として製造販売承認を習得し、実際医療の現場で使用していること。たとえば、ニチニチソウに含まれているビンクリスチンとビンブラスチンには抗がん作用があり医薬品として使用されている。
     ・従来から漢方薬の組成として使用されていること。たとえば葛根湯に配合されている葛根は、クズの根を乾燥したものである。
     ・胃が悪い時にはセンブリを飲むように、従来から科学的根拠に乏しいが経験上病気に効くと言い伝えられてきたいわゆる民間薬として使用してきたこと。
    などです。
    そのうち民間薬としては、薬草茶、薬用酒及び入浴剤などを作り健康維持のために役立てている人がいますが、次のような注意することがあります。
     ・薬草を採取するのであれば、採取禁止植物や採取禁止場所での採取はしないこと。
     ・薬用植物の名前とその毒性を覚えること。特に毒成分含んでいる薬用植物は採取しないこと。
    なお、毒成分を含んでいる薬用植物としては、トリカブト(毒成分 アコニチンなど)、チョウセンアサガオ(毒成分 アトロピン、スコポラミンなど)、ヒガンバナ(毒成分 リコリンなど)などがあります。トリカブトにつきましては、早春の山菜のニリンソウと間違えて死亡した例もあります。
     ・薬用植物の採取時期も大切で、一番適した時期に採取することが望ましいです。
    なお、私は借りた畑でハトムギやエビスグサを栽培しています。ハトムギはお茶にして飲んでいます。
    また、その他次のように楽しんでいる方もいます。
     ・野山の薬用植物を観察しながら散策すること。
      私は、健康のため薬用植物を観察しながら野山を歩いています。名前を覚えると楽しみが増えますのでお勧めします。
     ・家庭で薬用植物を育てること。
      私はセリバオウレン、ハナイカダ、イカリソウなどを育てています。セリバオウレンは2月~3月頃白い花が咲いて非常に美しいです。
     ・山菜として食べること
      春になるとワラビ、ゼンマイ、コシアブラ、タラノキなどの山菜がありますので是非ご賞味してください。
     ・染料として利用すること
      薬草のなかには、草木染の染料として利用されるものがあります。
      たとえば、クワ、アカネ、クチナシ、クリなど
    もし、可能なら薬用植物を覚え自分なりの楽しみ方で楽しみ健康維持に役立てていただきたいと思います。
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