住民健康講座

住民健康講座要旨

第208回平成27年2月12日(木)『検査によってわかる病気』
  • 場所津市白山公民館
    津市白山町川口897
    ※いつもと会場が異なります。
  • 講師はくさんクリニック
    院長 藤岡博文先生
    (代理講演)
    明合クリニック 
    院長 武内哲郎先生
  • 講演要旨医療の目標の一つは、死因となる疾患(1位:癌、2位:心臓病、3位:脳血管障害)を早期に予知、発見しその対応をすることです。
    心筋梗塞、脳梗塞は高血圧、脂質異常症、糖尿病を原因とする動脈硬化により発症します。頚動脈、冠動脈、下肢動脈の狭窄はエコー、CT、MRAなどで評価され、それを道しるべとして高血圧、脂質異常、糖尿病のコントロールをすることが、理にかなっています。また、脳梗塞は心房細動という不整脈で起こることが多々あり、ワーファリンによる抗凝固療法でかなりの割合で予防できます。検査により、これらの状況を把握することが大切です。
    癌は死因の1位を占める疾患です。早期診断、早期治療が重要ですが、これを可能にするのは、胃癌、大腸直腸癌、肝癌、前立腺癌、乳癌、子宮癌です。それに対して、肺癌、障臓癌は早期発見が困難な癌です。肺癌は、中枢型では胸部XPでの発見は不可能で、肺野末梢型でも死角や1cm以下では検出不能です。膵癌は診断困難で、それ自体治療困難な癌です。これら癌の早期診断は症状がない早期癌の状態での発見が必要で、人間ドックなどでの検診が必要ですが、これは健康保険ではできません。その点、津市の検診は癌のスクリーニングにとって優れものと思われ、上手に活用されますことをお勧めします。
    今回は、かかりつけ医で平素行われる、胸部XP、心電図、血液検査の理解と、動脈硬化の評価、癌の早期発見の考え方についてご説明しました。
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