住民健康講座

住民健康講座要旨

第219回平成28年3月10日(木)『呼吸リハビリテーション~身近で見逃されやすい呼吸器の病気~』
  • 場所津市久居公民館 津市久居元町2354
  • 講師七栗記念病院 リハビリテーション部 理学療法士 安藤 優 先生
  • 講演要旨 今後、日本を含め世界の死亡原因として呼吸器の病気が増えてくると言われています。その中でも最も患者数が多く、身近な存在でもある「慢性閉塞性肺疾患(COPD)」の病気や、そのリハビリ方法について紹介しました。<br /> COPDは現在の日本国内で約530万人の患者数が存在すると言われています。<br />しかしその中で診断を受け、治療を受けている患者数は、たったの22万人程度(約4%)しかいないと言われています。COPDの典型的な症状は「咳(せき)・痰(たん)・息切れ」と風邪に間違われやすいものばかりです。そのため、ほとんどの患者がCOPDになっていても気づけず、治療も受けないままの状態になっています。<br /> COPDの主な原因は「タバコ・大気汚染」です。この2つは、現在高齢者と呼ばれる年齢の方が、これまで過ごしてきた時代(高度経済成長期)・生活に身近なものでした。そのため、その年代の方達はCOPDの危険性があるといえます。<br /> COPDによって、一度変化が起きた体の組織(主に肺)は元には戻りません。そのため治療法は「できるだけ進行を遅らせること・症状を軽くすること」です。その手段として呼吸リハビリテーションでは、①COPDの方でも苦しくない呼吸方法(腹式呼吸・口すぼめ呼吸)、②上半身のストレッチ、③筋力トレーニング、④全身運動を行います。<br /> COPDは症状が軽いうちに対策すれば、防げるものも多くあります。そのため、何か気になる症状があれば受信し、必要な検査・治療を受けるようにして下さい。
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