住民健康講座

住民健康講座要旨

第199回平成26年3月13日(木)『医療と福祉制度・家庭での転倒予防について』
  • 場所津市久居公民館
    津市久居元町2354
  • 講師藤田保健衛生大学七栗サナトリウム
     地域支援室 医療ソーシャルワーカー 戸谷あすか 氏
     リハビリテーション部 理学療法士 主任 冨田 憲 氏 
  • 講演要旨「医療と福祉の制度について」
                  藤田保健衛生大学七栗サナトリウム
                  医療ソーシャルワーカー 戸谷あすか

     ある日突然発症する脳卒中。
     入院し、治療を受け、リハビリのための転院など、短期間のうちに様々な出来事があり、それぞれに対応を求められます。入院中の本人、家族の生活、入院費、退院後の生活や介護サービスの利用など、わからないことや不安なことが生じてきます。
    入院から退院までの間に利用いただく「医療保険」と「介護保険」について、どのようなサービスが利用できるのか説明し、利用するために必要な手続きについて、平成26年4月1日から変更となる点を踏まえご案内させていただきました。


    「転倒予防について」
                  藤田保健衛生大学七栗サナトリウム
                  理学療法士 主任 冨田憲

     転倒による骨折者数は、今後増加していくことが予測されています。また、転倒は骨折や頭部外傷を招くことがあり、危険な事象であることを認識する必要があります。
     本講演では、転倒により生じやすい骨折部位の中で、大腿骨の付け根の骨折(大腿骨近位部骨折)に焦点を当てます。大腿骨の付け根の骨折(大腿骨近位部骨折)を受傷しますと、一定期間の安静を強いられます。その安静期間が、活動しないことによって心身に生じる機能障害(廃用症候群)を引き起こし、高齢者の健康を脅かします。具体的な症状として、筋力低下、骨密度の低下、関節の硬化(拘縮)、認知症の進行などが挙げられます。
     転倒は、身体的疾患、加齢変化、薬物、環境などの因子が複雑に関わり合って生じます。すぐにできる対策として、下肢の筋力トレーニング、バランストレーニング、歩行などの運動で転倒しにくい身体を作ることが挙げられます。トレーニングは、身体に一定の負荷がかかるため、心配な方は受診して医師と相談してから始めることをお勧めします。また、転倒は住居内(特に居室)での発生率が高いことから、居室を中心とした住居内移動空間の整理整頓、電気コード類の整理、常夜灯を用いた照明対策などの環境対策を行うことが望ましいと考えられます。
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