住民健康講座

住民健康講座要旨

第190回平成25年4月11日(木)『漢方のお話』
  • 場所津市久居公民館
    津市久居元町2354
  • 講師まつしまクリニック
    院長 松嶋一晃先生
  • 講演要旨 漢方は心身のバランスを整えることを治療の目的としており、自覚症状はあるが、検査で明らかな異常が見つからないような場合は、漢方治療の対象となります。
     漢方ではその人の体質や全身的な状態を 証 といい 証 に応じて漢方薬を使い分けます。その 証 を決定する指標として重視されるのが 虚・実  陰・陽  気・血・水 などの概念です。
     虚・実 は基礎体力や体質・抵抗力の強さなどを判断する指標として用いられます。陰・陽 は新陳代謝が低下しているか活発な状態かを表します。気・血・水は漢方治療の指標の中でも基本になっており、 気は目に見えない生命エネルギーを、血 は血液とその働きを、水 は血液以外の水分とその働きをさしています。

     日常診療で用いられる主な漢方薬としては かぜには葛根湯、麻黄附子細辛湯、小青竜湯、麦門冬湯、竹じょ温胆湯、 頭痛には釣藤散、呉茱萸湯、 更年期障害には当帰芍薬散、加味逍遙散、桂枝茯苓丸、 体力強化には補中益気湯、十全大補湯、人参養栄湯、 夏バテには清暑益気湯、 胃の不快な症状には六君子湯、半夏瀉心湯、安中散、 便秘には大黄甘草湯、麻子仁丸、潤腸湯、 認知症の周辺症状には抑肝散、腰痛には八味地黄丸、乾燥肌のかゆみには当帰飲子などがあります。
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