住民健康講座
過去の住⺠健康講座要旨
平成30年4月12日(木)第240回『あなたの「骨」は大丈夫?-骨粗鬆症の診断と治療について-』
場所 | 津市久居総合福祉会館 津市久居東鷹跡町20-2 |
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講師 | ひぐち整形外科クリニック 院長 樋口裕晃先生 |
講演要旨 | 骨粗鬆症は骨密度の低下および骨質の問題によって骨強度が低下し、骨折を招く疾患です。現在、骨粗鬆症患者数は約1280万人と推定されますが、実際に治療を受けているのは200万人(15.6%)に過ぎません。寝たきり、要介護の原因ともなり得る骨粗鬆症は、早期に診断治療をすることで将来の骨折を予防することが出来るため、まずは骨密度を測定して自身の骨の健康状態を確認することから始まります。骨量維持のためには毎日800mg以上のカルシウム摂取が必要と言われ、あわせて運動で骨と筋肉を鍛えること、転倒をおこさない環境をつくることも骨折予防の観点では重要です。自立した生活を維持するために骨粗鬆症の予防治療を積極的に行い、健康長寿をのばしましょう。 |